晴れ、13782km、395km、0−30度
朝9時に、みんなの見送りの中、ラスベガスを後にデスバレーへ向かいます。R95を北へ砂漠の中を走ります。R267へ
曲がると、急に風が強くなって寒くなりました。
しばらく風邪の強い中を走ると、目の前に岩山が出てきました。風邪の強い山道を走り抜けると、目の前に現れたのは大きな砂漠の谷間でした。今まで見た事も無い風景です。
相変わらず風邪は強く、渓谷の名前にふさわしい風景です。谷間に入ると気温が上がってきて寒くなくなりました。デスバレー国立公園の真中にあるキャンプ場で泊まりました。
今日はカメラが入ったので、夕食はみんなで食べる事にしました。久しぶりに一人ではない食事です。公園のスーパーで肉を買ってきて、焚き火で焼いて食べました。
みんなで食べる食事はおいしいです。辺りが暗くなると星がきれいです。キャンプ場のあるところだけは、風が強くありません。トイレは使いやすいのですが、シャワーは確認していません。
近くに博物館とスーパー、バーもあるのですが、静かでいいキャンプ場です。西海岸からそんなに遠くないので、お勧めのキャンプ場です。
【写真説明】 上から
「ホテル前で見送られてデスバレーへ」
「デスバレーへ続く砂漠」
「デスバレーの入り口」
「デスバレーの真中にある博物館の駐車場」
「デスバレーでのキャンプ」
晴れ夕方雨、14346km、564km、5−30度
いよいよロサンジェルスへ向かっての出発です。アメリカで一番低い所の近くまでトライクで行って(デビルズゴルフコース)みました。ほんとうに海面下なのかって思います。
その先にある塩の水溜り、バッドウオーターを見て、デスバレーを後にしてR127を南下していきました。途中もすごい風景の連続です。相変わらず、ひどい風がふいていました。
INT15のジャンクションに着く、ほんの少し前、あのバイブレーションが出て、ドライブシャフトがはずれそうになりました。ついに恐れていた事がおきました。これで、いつ外れてしまって動かなくっても、おかしくありません。
忘れていた恐怖感が戻ってきました。すぐ近くにメキシコ料理の店があったので食べて、心を落ち着かせてからINT15WESTに乗りました。トライクがこんな調子なので、できる限りゴールに近づいておこうと思って走りました。
振動の一番少ない回転域だけを使って、ひた走ります。アップダウンが多いのでコントロールが難しく、冷や汗を何度もかきながら西を目指しました。辺りは砂漠です。こんな所で、止まったら……。
今までは偶然、良い人だけにあたったから良かったものの、殺されても何の不思議も無い事です。助けてくれた人から聞いた話を思い出していました。いよいよロスの市内に入っていきます。
ニューオリンズで別れたINT10に乗ります。いつものとおり雨が降って来ました。明日ゴールするサンタモニカを横目にマリブのモーテルに入りました。何とか無事にロスまで来ました。背中が石のようです。
ほっとして休んでいると、次第に雨が強くなりました。トイレの入り口の天井から雨漏りがしてきて、トイレには、ギリギリでは入れるものの、カッパが欲しかったです。
【写真説明】 上から
「デスバレーのキャンプ場から」
「デスバレー」
「塩水のバッドウォーター」
「デビルズゴルフコース」
「ロスに向かうINT15またも、やな雲が」