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10月13日

 晴れ、9621km、153km、0−20度
今朝は9時から10時の間にラジオ局が取材に来ると言うので、それまでにテントをしまって、全て準備を済ませてオフィスに行きました。ここのトイレとシャワーはきれいなんですが、入り口に敷いてある砂利が入りにくいです。10時になって、ようやく記者さんが来ました。20分ほど話をして帰りました。オーナーに別れを告げて次のKOAへ、今日は楽な行程です。
Bransonは良いってみんな言うので、泊まってみる事にします。INT44を南へSpringfieldからUS65を南へ約100Mil、ここのBransonKOAには今まで、訪れた中で一番大きいキャンプ場です。つくと既に連絡が入っていて歓迎してくれました。
 Keryanが僕の話を良く聞いてくれました。なんと、ここでショーをしている日本人がいるではないですか。もうびっくり。アメリカではかなり有名な人らしいです。しょうじ・たぶちといいます。その人がショーを見せてくれるといってるそうです。夜8時から行ってきます。その前に町を見に行きたいと言うと、ちゃんと送迎バスがあって、それに乗っていきました。ただ、乗るときにかなり高いので苦労しましたけど……。
 Keryanが一緒にきたので、街に着いてから一緒に回るって聞いたら、ボスに電話して了解を取って、ニコニコしながら一緒に行くって。半日一緒に町を回りました。といっても、一つのおっきなモールだけです。各場所に移動するには車が必要です。何せ山ですから。想像してた町は小さな店が並んでいて、街角からはカントリーミュージックが流れて……。
でも、現実は箱根を何十個も集めたような山が並んだ中に、こっちの山には遊園地、あっちの山には○○のショー、といった具合に、深い山並みにブロードウェイとショッピングモールが引っ越してきちゃったみたいな所です。もちろん全ての施設にハンディキャップ用の駐車場、トイレが完備されています。
 一度キャンプ場に戻りました。ここのキャンプ場のトイレとシャワーはきれいで、使いやすいです。ただ、トイレの扉の前にごみ箱が置いてあるのはいただけません。どこへでもいけるのですが、何せ山ですから坂が急で登るのに一苦労です。、テンテの支度を済ませてオフィスへいきました。しばらくそこにいた人達と話をした後、Keryanに明日泊まる所の予約を入れてって頼みました。6時半に送迎バスで出発しました。
自然の山に不似合いなネオンがギラギラしています。KOAからは、しょうじ・たぶちのショーを見るのは僕一人です。運転手の人がKOAから来てると、チケット売り場の人に告げてくれました。しばらくするとマネージャーが出てきて切符をくれて席まで案内してくれました。初めて、こういうショーを見ます。見る所は日本と一緒で、席の端のほうです。まさか、こんな所で、和太鼓や三味線、上をむいて歩こうが聞けるとは思いませんでした。
 結局、本人とは会えませんでしたが、マネージャーと話ができました。この会場は車いすがいる席の横に非常口があって、外にスロープで出られるようになっています。非常口のことを考えた作りは初めてだったので感心しました。超豪華なトイレを出ると、迎えのバスが待っていました。みんな口々に今日のショーはどうだったと話をしていました。ほとんどがお年よりのカップルで、ここで2週間、キャンピングトレーラーで暮らしてる人もいました。キャンプ場についたときは11時をまわっていました。さっさとテントに戻り寝ました。
【写真説明】 上から
「キャンプ場のトイレと、シャワー室。この中にはキャンプ場としては一級のアクセッシブルルームがある」
「Bransonへ行く道、アップダウンが激しい、トライクが心配」
「Bransonキャンプ場の手洗い、ここもなかなかの作り」
「アメリカでは有名な、しょうじ・たぶち」
「シアターのトイレの手洗い」


10月14日

 曇り、時々雨、10200km、579km、0−20度
今朝は8時にパンケーキのサービスがあると言うので7時に起きて、テントを撤収して身支度を済ませて、トライクであがっていきました。その場でパンケーキを焼いてみんなに配っています。僕も一緒に食べました。一時すると僕の事をみんなに紹介してくれました。
いろんな人から質問されたり、写真をとったりしました。今日は新聞の取材が朝あると言うので待っていますが、記者が全然きません。600kmほど走らなければならないので、早く出たいのですが……。Kaylaが出勤して来ました。すぐに銀行に行かなければならなくなってしまい、30分で帰ってくるからと言い残して出かけていきました。
11時まで記者を待って、来なかったら出発するとオーナーに言いました。11時前にKaylaが帰って来ました。オーナーが新聞用の写真を撮って、話は前の新聞と今日話したことを言うから、雨も降りそうだし行った方がいいっていてくれました。写真を撮ってるとKaylaも入りたそうなので、呼んで一緒に撮りました。
さー、出発です。道を急ぎます。今日は日本とのNET中継の日です。延々3時間に及ぶワインディングロードです。トライクさえ調子がよければ、こんなに楽しい道は無いのにと思いながら。アクセルを微妙に調整して山を下って行きました。Bransonから65を南へ62を西へ412を西へINT71を南へ62を西へ69を南へINT75を南へそしてColbertのKOAに泊まるはずでした。
 何とかNET中継に間に合ったと思いました。6時半です。ところが話が通っていません。ここのオーナーはおばあさんでコンピューターの事が全然分からないそうです。電話のラインを貸してくださいといったら、公衆電話を使えっていいます。困ってしまって、悪いけどモーテルに行くのでとキャンセルしました。さー大変です。少なくとも8時前にはネットにつながなければなりません。おばあさんにモーテルの場所を聞くと7Mil南にあると教えてくれました。
がんがんに飛ばして7時20分チェックインできると思ったら。モーテルのPCが壊れて動きません。こっちをそっちのけで電話してきいています。ようやく、手書きでとりあえずのチェックインを済ませると、トライクをフロントの前に置きっぱなしで荷物を運んで戻って、トライクを駐車場に停めて戻ると、PCが直ったのでもう一度これに書いてくれって。
時間が無いときにかぎって……。済ませて、すごい勢いでPCを広げて電話につなぐと、これがまたつながらない。やばーいと思いながら何度もかけました。ようやくつながったものの、今度はネットミーティングにうまく入れません。何とかなったのは8時を少しだけ回っていました。まー、何とか間に合いました。1時間ほど会場とやり取りをして終了しました。
あんまりにも、いろんな事がいっぺんに来たので、うまく話せませんでした。何とか無事終了しました。ただ、急いだせいか、またドライブシャフトの辺りから嫌な音がします。明日から、いよいよ砂漠を走る事になりそうなので心配です。
【写真説明】
上から
「オーナー家族」
「インターネット中継に間に合わせようと走っている最中」

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画像は説明を別記しましたので、ALT属性には何も記載してありません。また、諸事情とリンク先にテキスト情報が無いため、拡大画像に直接リンクを張ってあります。