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10月11日

 晴れ、???km、???km、0−20度
今朝早く、マナブス(トライクを作ったメーカーのメカニック)の久視さんから電話が入りました。今までにも、同じ事が起きているそうです。その時の対処方法を聞きました。それでも一応、シャフトを送ってもらうように頼みました。電話を切ってしばらくすると、15日に横浜ラポールで行われるPSVC2000のコーナーでインターネット中継をしますが、その打ち合わせで矢澤さんから電話がありました。ここの場所だと、中継はばっちりですが、その日までいたら絶対にゴールに間に合いません。でも、動けないかもしれないし。いてもたってもいられず10時にホンダへ行きました。チーフメカニックに、部品は送ってもらうようにしたけど、他の対処方法を試したいと話をしました。チーフメカニックが担当メカニックのロッキーに話をしてくれました。今日はいっしょに修理します。ドライブシャフトの角度を変えたり、部品を変えたり、変えては走って、何度も何度も繰り返しました。12時を回った頃、一応いい感じの所に落ち着きました。
試乗に出かけて、そのままハンバーガーを食べて、午後を待ちました。ロッキーが昼から帰ってきました。僕は納得がいってません。もう、あの思いをしたくないんです。ロッキーがどうしたいと聞くので、走らせないでジャッキで後ろのタイヤを持ち上げてドライブシャフトの振れを見たいと、やってもらいました。案の定、すごい振れです。ロッキーも、もう一度見ようとトライクを中に入れてくれました。二人で今考えられる、する事ができる一番良い方法で修理をしました。低速で、振れが出ますが40kmを越えると止まります。また、80km付近でブーンと言う音が出ます。これはアクスルシャフトだと思いますが、デファレンシャルギヤーもハデに音を出しているので(バックラッシュが大きい)より硬いオイルに交換しました 。彼といっしょに作業をしていると、昨日から昔に戻って仕事をしてるみたいです。今日も5時までかかってしまいました。その間も、ロッキーと習字の話や車いす野球、いろんな話ができました。
彼は、CX500ターボとCX650ターボ(2台ともホンダのバイク)をもっていて、きれいにおいてありました。彼は部品の取り付けや交換ではなく、あるものを加工できる良いメカニックです。まだまだ不安が一杯ですが、二人でできる限りの事をしたので、二人とも結構納得していて、最後は笑顔でいられました。ニーハウスホンダに別れを告げてモーテルに戻りました。一抹の不安がどうしてもぬぐえません。
 明日、いよいよ再スタートです。どんな状態でも最善を尽くします。今日は、この部屋最終日なので、良い所、悪い所を書いてみます。入り口は軽くてとってもいいです。しかも、ちゃんと閉じてくれます。バスルームの扉は逆についていて欲しいです。部屋から出なく外から入るように飽きます。洗面台の水を出すボタン。一回押すと一定時間出て止まるのが付いているけどこれが硬い、殴らないと厳しいですね。アメリカのトイレって紙の位置が適当で使いにくいのが多いけど、ここは良いです。さて、問題のバスタブ第2段シャワーチェアー付きで一見よさそうなんだけど、シャワーが弱くって、結局絡んで頭を洗いました。バスタブの使い方は頭を洗って体を洗ってから、お湯でハンドタオルをぬらしながら体を拭いて、その後にバスタブにお湯をためて、ゆっくり浸かってると、流し残したのが浮いてくるので、それを足のほうに追いやって、最後にお湯を抜けば、ばっちりです。
出た所にある姿見は大きくって使いやすくっていいです。部屋ではせっかくついている電子レンジの位置が高すぎます。あと、何でアメリカの照明って一つ一つ点けるんですかね。点けにくいこと。カーテンについている棒が車椅子のことを考えていないので短くって、手がとどきません。でも、まーいいところでした。
【写真説明】 上から
「高すぎる電子レンジ」
「大きくって使いやすい姿見」


10月12日

 晴れ、9468km、360km、0−20度
昨日は晩くまで日記を書いたり、KOA荷連絡したりしたので、朝がつらいです。6時から起きてます。すぐに、天気予報を見ました。週末は雨のようです。交通情報でStLouis方面が渋滞しているので、朝早く出るのはやめにしました。いよいよ、出発です。きっちり支度をして10時に出ました。
INT55を南へ40km/h位までかなりの振動ですが、越えるとかなり良いです。ドライブシャフトに使っているヨークを押すスプリングを強くしたせいです。このぐらい強いと、簡単に抜けてしまう事は無いはずなので、すごい振動が来たときでも、さっと、スピードを落とせば対処できるはずです。ただ、ベアリングがもかどうか心配です。走り方でカバーするしかありません。
 1時間も走らないうちにヘルメットのシールドが外れました。ちょっと停めて(停めるのに慣れてしまった?)シールドを直して、荷物の縛り具合をチェックして再び走り出しました。道路から来る振動にも、反応してしまいそうになりながら、おととい止まってしまった。Collinsvilleを背中に冷や汗を掻きながら11時に通過できました。やったって感じです。
StLouisに入るところで、1車線通行になっています。事故か何かあったみたいです。渋滞していて、ゆっくりとしか進みません。エマージェンシートラックが停まっています。そういえば一昨日助けられたなーって、トラックのほうを見ているとなんだか似た人が歩いています。その人も僕を見つけて指を差しました。あの人です。
 トラックの前にトライクを停めて再開しました。また、走る事ができて良かった良かったって嬉しそうでした。張り詰めていた糸を少しだけゆるくしてくれました。80km/hでかなり嫌なうなるような音がします。シャフトが暴れだしたときと同じような音です。すぐにアクセルが反応します。100km/hを越えると小さな振動が出始めます。ベアリングのうなる音もします。今の所95km/hがベストなスピードです。
 StLouisからINT44WESTに乗りました。この道がアップダウンの多い道で一番良いスピードにあわせておくのが至難の業です。すぐに振動が出たり音がしたり、でも、もう2度と高速で止まりたくありません。常にトライクと話をしながらの運転です。神経を使い果たして、くたくたです。知ら無いうちに、歯を食いしばってたらしく、奥歯が浮いています。
 4時にLebanonにあるKOAにつきました。今日はここに泊まります。ここの人もとても親切でsouthcarorainaのkathyから連絡は入っていなかったにもかかわらず、新聞のコピーを見せるとcompしてくれました。おまけに夕食までつけてもらってしまって、感謝感激です。ここを手伝ってる人の子供、エイドリアンナとマシュ−の兄弟が人懐っこくって、疲れた心を癒してくれました。今日は疲れきってしまったので、まだ7時半ですが、もう限界です。

【写真説明】
上から
「ヘルメットを直したところです」
「この坂の途中でドライブシャフトがはずれました」
「アップダウンがあります」
「エイドリアンナとマシュ−」
「今日の寝ぐらです」

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画像は説明を別記しましたので、ALT属性には何も記載してありません。また、諸事情とリンク先にテキスト情報が無いため、拡大画像に直接リンクを張ってあります。