晴れ、７６５４km、４０９km、２０−４０度
昨日の夜あんまり寒くって、１２時に目がさめました。初めて寝袋に入って、しかも頭までちゃんと。今朝は７時に目は覚めたのですが寒くって寝袋から出られません。ここ２・３日の気温の移り変わりといったら、体が追いつきません。
おととい、陽に焼けたと思ったら今日はこれです。それでも何とか寝袋から這い出すと、早速、夜露にぬれた寝袋を干して､顔を洗いにいきました。体がなかなか動きません。昨日、残しておいたポテチとチョコを食べようと思ったら、見事にアリの襲撃を受けていました。昨日の食事はポテチ半分とチョコ半分と水分でした。食べなければいけないのはよく分かっているのですが、ぜんぜん食べたくありません。それでも残しておいた物をやられると腹が立ちますね。
１０時３０に出発しました。インターステート１０はロスまで続いている道です。この道を西へ向かっていきます。ようやくFLORIDAをぬけて、ALABAMAを通過してMISSISSIPPIのOCEAN　SPRINGSまで行きます。１０号線はバンピーでよくない道と聞いていたのですが、そうでもないなと思ってた矢先に分かりました。ゆるいアップダウンとカーブの連続するいい道なのですが、湿地にできているみたいで、いたる処に修理の後があります。結構、体に効きます。
フロリダを抜けてモービルと言う街に入りました。ここは軍港があるみたいで、戦艦が泊まっていました。そしてアラバマを抜けるともう一息です。今日は雲ひとつない空です。気温も３０度と、バイクに乗るには最高の日です。こういう日もなきゃなと走らせていると、どんどん気温が上がって、ついに４０度になりました。でも湿度が低いせいか暑く感じません。
だけど、何でこんなに遠いんだろうと思い始めてると、降りる所のＥＸＩＴ５７が見えてきました。アー疲れた。なんかここの所、疲れがたまってきてるみたいで、ボーっとしてしまうことが多くなりました。今、キャンプサイトでこれを書いていますが２９度でもちょっと肌寒くワークシャツをはおりました。ここのKOAはアクセッシブルルームがありません。何とか用は足せますが、明日オーナーとお話することになりました。環境はすごく良いので、ぜひ作ってもらいたいと思います。
目の前をアヒルとカモが歩いています。リスがすぐ側の木を上っていきました。鳥が囀りをやめはじめて、代わりに虫が鳴き始めました。
【写真説明】　上から
「いざＩＮＴ１０へ」
「ＩＮＴ１０の道」
「今日のテントサイト」

晴れ、７９００km、２４６km、１５−４０度
昨日の通過したMISSISSIPPIのOCEAN　SPRINGS　KOAのオーナーと具体的に、どこをどうして欲しいか話してきました。
お世話になったKathyに別れを告げて、INT10ｙよりＲ９０のほうがきれいだと聞いたので、一回間違えてINT10に乗ってしまったんだけど、こっちだろうと次のランプで降りて左に曲がると、古い町がそのまま残ってるような所を通ってＲ９０へ乗れました。
この道はまるで湘南の１３４号線みたいです。違うのは砂浜が白いことです。砂浜をぬけると、またINT10へ合流します。森の中を飽きるほど、まっすぐな道です。途中ガスを入れると、店員さんがケッシュ？って聞くので、何かなと思ったらキャッシュのことでした。けっこう、遠かったです。
ようやく、NewOrleansにつきました。この街は古いものと新しいものが混在していて、なかなか興味深い街です。また、ダウンタウンへ行っても寂れた貧しい感じがしない、今までの大都市とはちょっと違う雰囲気の、どこか横浜に似ているような所です。
道は大変に悪く、車椅子の移動は苦労します。一通り街を見たので、キャンプ場へ行きました。ここのキャンプ場では使用料を取られました。オーナーの奥さんが、夜になったらフレンチコーナーへ友達と行っしょに連れて行ってくれることになりました。
夜、まってると、ドレスアップした奥さんが車で迎えに来てくれました。でも、なぜか一人。なんか最初から一人で行くつもりだったみたいです。どんな所だろうと、興味津々で駐車場に車をとめるのももどかしく、夜の町に繰り出すと、そこはレンガが敷き詰められた歩道に古―い建物（どこか、横浜の赤レンガみたいな）から流れる、というより、その中で、がなり立ててるジャズとロックのおたけび。
飲み屋さんばっかり、どの人も、首にカラフルなビーズを下げています。アメリカで一番古いバーで飲んだ後、クラブへ行って踊りました？踊れるほどスペースはなかったのでチョコチョコ動いていただけですけど……。老若男女を問わず、いろいろな人が来ていたのにはビックリです。結局、帰ったのは夜中の３時になってしまいました｡でも、この街は不思議です｡



【写真説明】　上から
「Ｋａｔｈｙ」
「白い砂浜」
「まっすぐな道」
「ニューオリンズの街」
「ミシシッピ-を渡る橋」
「ニューオリンズの街」
「オーナーの娘たち」
「アメリカで一番古いバー」
「フレンチコーナーの盛り場」