６０００km、２７９km、晴れ、４０−６０度
人懐っこい黒人のメイドさんに別れを告げて、マイアミのモーテルを出てKEYWESTへ向かいました｡
ここで、またハプニング、バイクの振動で痛んでしまったのか、ビデオが動きません。せっかくの７マイルブリッジが……、しばらくジタバタしていましたが、あきらめて先へと急ぎました。今日は僕の誕生日、ぜひKEWESTのサンセットをみたい。昨日から克枝ちゃんが一緒なので、走りながらの写真をたくさん取れます｡
途中のスタンドでは、携帯電話で話をしてた人の横を通ると、「オー、車椅子積んだスーパーバイクがいるぞ」って、急に話を変えてました。KEYに向かう道は、ただひたすらまっすぐで、退屈な道です。半島から一歩外に出ると、そこは別世界、南国の海が両側に広がっていきます。途中の島と島を結ぶ橋では、だだぴろい空に向かってどこまでも続いているようです｡
サウスキャロライナのキャンプ場でお世話になったキャッシーが、KEYのキャンプ場２軒に日本から来た青年がいくから面倒を見てくれと連絡をつけてくれました。とっても優しいおばさんです。そのおばさんのためにもぜひ完走しなければと、思っています。
KEY初日に、両方のキャンプ場に挨拶に行きました。土曜日にはキャンプ場で新聞の取材が入ります。KEYWESTへ到着して駐車場でおりてると、歩行器を使った６０過ぎのおじさんが話し掛けてきました。彼はライダーで４年前にバイクの事故で両足、骨盤を骨折してしまったそうです。もう、後数ヶ月で足の力もつくので、またバイクに乗るって笑っていました｡
期待していたKEYWESTはなんだか観光地ずれしていて、あんまり好きになれませんでしたが、夕日を見たとたんにそんな考えはぶっとびました。すごい景色でした｡
街はどこも車いすでつかえます。本当に何の問題もなく、どこへでも自由に行けます。夜のKEYWESTは３輪自転車のタクシーが走るにぎやかな街でした。
【写真説明】 上から
「キーウェストへと続く道、気温は40度を越えています」
「あまりの暑さにしばし休憩。ヘルメットをかぶって運転していると具合が悪くなります」
「キーウェストで会ったライダー」
「キーウェストのサンセット」
