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9月13日

 3700km 621km 晴れ 40度
8:30に2泊したモーテルを出ました。もう二度ときたくないと思ったほど道に迷ったワシントンDC。
なんかアメリカの光と影が見えて、不思議な街でした。
  今日はキャンプ場に泊まろうと、フリーウェイの両側が緑に囲まれている中を走って考えていました。
でも、風呂にも入りたいしな等と、ちょっと楽をしたい気持ちを最初に聞いたモーテルの値段で打ち消して、キャンプ場を探しました。
 なかなか見つからず結局4時になってしまいましたが、湖畔の気持ちのいいキャンプ場です。
初めての一人キャンプです。地面に寝る快感が戻ってきました。鳥の鳴き声が(かも)僕を笑っています。耳がキーンとなるなか、夜が深くなるといっしょに眠りにつきました。





9月14日

 4100km、400km、雨のち晴れ、40度
昨夜の雨でびっしょり。車いすを外に出しておいたのでマットもびしょびしょ、困りました。10:00に撤収を終わって走り出しました。やっぱりキャンプは撤収に時間がかかってしまいます。そのぶん早く起きればいいって、そのとおりですが……。
やはり昨日と同じ緑の中を走っていきました。昨日のキャンプ場は使えるけれど、バリアフリーではありませんでした。かなり大変。トイレもちょっとなって感じで、朝遅くなったこともあって、大っきいほうをしないで走り始めました。今日は早めにキャンプしようと思って2時ごろには探し始めました。
 すぐにKOAのキャンプ場の表示を見つけて、小島さんから聞いたKOAは割合安全だよって言う言葉を思い出して、すぐにキャンプ場へ向かいました。インターから割合近く1マイル程でした。
OFFICEの前で中をのぞいていると、中からちょっと足を引きずってるおばさんがでてきました。今日泊まりたいと言うと電動カートで案内してくれました。あんまりにも僕の汗がすごいのを見てミネラルウォーターも持ってきてくれました。
いろいろ話をしているとKATHYさんのお母さんは、子供の頃から車いすを使って生活してるそうです。彼女はすごくポジティブな考え方をしていて、小さな町だけれども、もう何十年も前に、みんなにフィジカルチャレンジドを理解してもらう運動をしたそうです。そして、それはうまくいって、バリアフリーな街ができたそうです。
どうして、タロプロの説明から、どうして今回アメリカを回っているか、今後の活動に至るまで長い間話をしました。そうしたら、なんとキャンプ代をただにしてくれました。おまけにミネラルウォーターも。テントを建てて、今日は薪じゃなくってキャンピングガスでと思い、売店に買いに行くと、やっぱり口の大きいのしかありません。口の小さいのはありませんかと聞くと、オーナーのChrisが町に買い物に行くので、その時に買ってきてくれるというので頼みました。
 しばらく自分のテントの横で日記をつけていると、Kathyが来てTVに話をしたいので、もう一泊してくれと頼まれてしまいました。日にちに余裕があるのでOKすると、とっても喜んでいました。あたりが暗くなってきた頃にChrisが帰ってきて、ガスを二つ買ってきてくれました。いくらって聞くと、いらないって、本当にいい人たちです。
そうだ、トイレと思っていきました。ここもなんとか使える程度で、車いすをたたまないとドアが閉まりません。慌てて、ズボンを下ろして……。赤ちゃん用の紙おむつをあてておいて良かったです。間一髪って感じで、すっかり気持ちよくなって出てきました。ここは、インターネットをするために回線も貸してくれるし、公衆電話はあるしいいところです。

【写真説明】
上2枚「明け方のキャンプ場 high rock rake」
下「今日、泊まったキャンプ場」


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