1947km 曇りのち雨
ポートランドから9時ごろ出発した。昨日のモーテルはハンディキャップルームだったらしいけど。使って使えない訳ではない程度です。ジュースの飲み放題には助かりました。洗濯物がいまいちちゃんと乾かなかったので、ビニール袋に入れて持ちました。
100kmくらいでゆっくり走っていると、何台かに一台はサインを出してくれます。また14年ぶりにバイク仲間とピースサインを出し合いました。途中から雨が降り始めて、ボストンに入った頃は本降りになりました。途中ケロリンから電話が入ってYMCAの行き方を教えてもらいました。大雨の中、ケロリンの教え方がとっても良かったので、全然すんなりたどり着きませんでした。
YMCAの方の歓迎を受けた後、トライクを有料駐車場において、船でダウンタウンへ食事に出かけました。お台場のビーナスポートみたいなところです。一人で走り始めてから、最初のまともな食事でした。
ボストンの町はあまり車椅子にやさしくありません。どこか横浜に似たところがある港町です。中心部はいいとして、ちょっと離れると、歩道の段差が多くてとってもバリアフルです。地下鉄の駅も使える駅は限られています。
ダウンタウンの帰り遅くなってしまい、船は終わってしまったので地下鉄でいくと、教えられた駅はエレベータがないので次の駅まで言って引き返せって、キュートだって言ってくれたおばちゃんに教えられたとおり行きました。開くドアの向きもあってたので、言われたとおりに戻るかって相談したんだけど、そのとき見覚えのある風景を見つけて、あのビルの向こう側にあるよって・・・歩くことになりました。夜中のボストンを何キロも歩きました。ボストンは本当に安全な町だと思いました。行っ
たことのあるアメリカのほかの都市の中で一番安全だと感じました。何だかんだ途中で買い物をして帰ってきたのは12時近くでした。
ADAって何?って思うほどインフラの整備は遅れています。でも、それ以上に民間レベルでは進んでいて特に飲食店のトイレは僕が行った処のほとんどが車椅子で入れます。それよりも何よりも人の心がとても優しく思えます。子供をかわいがるようではなく、挑む人に優しい気がしました。
トイレも、駅も、ビルも、歩道も、新しくできた日本のほうが至れり尽せりで使い心地はいいのですが数は少ない、アメリカは最低限使えるけど数はそろっています。
今日は朝から篠田あけみさん、雅士くん、とも君、さきちゃん、八代江津子さん、○○君、○○君といっしょに中華街へ食事に行きました。市内のあちこちの通りに、あっここに持って感じで車椅子のパーキングがあります。でも、歩道の整備はほとんどされていなくて大変です。雅史君は車椅子利用者です。二分脊椎で・・・友達ともなかいいし、楽しく暮らしています。中華街で食事の後、ボストンの町をいろいろ案内してくれました。八代さんが前にツアーガイドの仕事をしていたので市内観光はばっちり案内してくれました。気になっていたのは点字ブロックをこっちに来てから一度もみていないことです。
夜もそのまま篠田さん、八代さんの家で食事に呼ばれました。子供たちに旅の話をしました。また、そこにきて料理を作ってくれた、まさ、国見兄弟とも障害者のことや旅のことや、いろいろ話をして10時に帰ってきました。